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【璇璣】胸の緊張と咳をやわらげる呼吸のツボ

【璇璣】胸の緊張と咳をやわらげる呼吸のツボ

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璇璣(せんき)とは

璇璣は、任脈に属する経穴で、**胸骨の正中線上、第3肋間の高さ(天突から約3寸下)**に位置している。

「璇璣」は古代中国の天文器具に由来し、天体の中心軸のように、胸部の気の中心を整える要所という意味が込められている。

肺や気道と密接に関係しており、呼吸器・循環器・情緒のバランスを整えるための調整点として使われてきた。

効果と応用

主に、咳・息苦しさ・胸の張り・喘息・喉や気管の乾燥感などに対して用いられる。

また、胸部のこわばりや緊張、ストレスによる呼吸の乱れに対しても有効とされ、情緒が胸にこもるタイプの不調にも応用される。

呼吸器系の慢性的な不調に加えて、胸がつまるような感覚があるときのリリースポイントとしても選ばれる。

主な効果

璇璣は、肺の気を調整し、呼吸を深く穏やかに整えるツボとして活用される。

とくに、胸がつかえる、咳が続く、呼吸が浅いといった症状に対して効果的とされる。

また、任脈は心と肺に関係があるため、感情が胸にたまりやすい人の精神的な緊張をほどく役割も担っている。

注意点

胸部の正中というデリケートな場所にあるため、強い押圧や深い刺激は避け、軽く触れる程度にとどめる

心臓や大動脈の真上にあたるため、違和感や不安がある場合は医師の判断を優先することが原則

日常のセルフケアでは、呼吸と合わせた穏やかなアプローチが基本となる。

日常生活での活用法

胸が緊張していると感じたときは、胸骨中央に手のひらをそっと当て、深く呼吸を整えるだけでも効果的

また、咳が出やすい日や不安感があるときには、蒸しタオルで胸全体を温めながら、穏やかに胸をひらくストレッチを取り入れるのがおすすめ。

睡眠前に、この部分を意識しながら呼吸瞑想を行うと、安定した眠りにつながることもある

現代医学からの評価

璇璣の位置は、胸骨・胸膜・肺尖・迷走神経や交感神経節の反応点に近く、呼吸や自律神経の調整に関わる構造が多く集まっている。

とくに、呼吸不安定症・喘息・自律神経の乱れによる息苦しさなどにおいて、現代医学でも補助療法として注目されるポイントである。

また、胸郭の柔軟性や姿勢との関係も深く、ストレッチや整体との併用による調整点としても利用される。

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