【魚際】手のひらの痛みとストレス緩和に効く重要なツボ
2024/12/23
目次
目次がありません
魚際(ぎょさい)とは
魚際は手の陽明大腸経に属する重要なツボの一つです。
手のひらの親指の付け根部分、第1中手骨の橈側にある筋肉の隆起(親指の付け根の膨らみ)部分に位置しています。
この部分は手掌球(てしょうきゅう)とも呼ばれ、親指を動かす筋肉が集まっている場所です。
効果と応用
魚際は手のひらや手首の痛み、しびれの改善に効果があります。
また、精神の安定やストレス緩和、不眠の改善にも効果を発揮するツボです。
特に、スマートフォンやパソコン作業による手の疲労に対して有効とされています。
主な効果
手の症状への効果 親指や手のひらの痛み、手首の腱鞘炎、手のこわばりなどの症状を改善します。
精神面への効果 不眠やイライラ、ストレスによる精神的な不調を和らげる効果があります。
自律神経への効果 自律神経の乱れを整え、精神の安定をもたらす効果があります。
注意点
魚際は比較的刺激に強いツボですが、力の入れすぎには注意が必要です。
特に、親指の付け根に痛みや炎症がある場合は、刺激を控えめにしてください。
日常生活での活用法
反対の手の親指で、魚際の部分を円を描くようにマッサージします。
力を入れすぎないよう、心地よい程度の圧で行います。
スマートフォンやパソコンの作業の合間に行うと、手の疲れの予防と回復に効果的です。
現代医学からの評価
現代医学においても、魚際への刺激が手の筋肉の緊張緩和や、ストレス関連症状の改善に効果があることが報告されています。
特に、デジタル機器の使用による手の疲労や、仕事のストレスによる不調に対する効果が注目されています。