【温溜】痛みを和らげ、急性症状に効く腕のツボ
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温溜(おんる)とは
温溜は前腕後橈側にある重要なツボで、手の陽明大腸経に属しています。
このツボは位置は、手首と肘の中間点、陽谿と曲池を結んだ線の中心から手首側に1寸下がった偏歴の2寸上にあり、「逆注」や「蛇頭」とも呼ばれています。
効果と応用
温溜は急性の病に効果的で、様々な痛みを和らげる効果があるとされています。
特に歯痛(特に下歯痛)や、肩・腕の痛み、首の痛み、頭痛などの症状に効果的です。
また、消化器系の不調や冷えの改善にも役立つとされています。
主な効果
温溜は整形外科領域の症状に特に効果的です。
肩・肘・腕の痛み、肩こり、首のこわばり、五十肩などの改善が期待できます。
また、目の痛み・腫れ・充血やめまいなどの症状にも効果があるとされています。
さらに、おなかの冷えや食べ過ぎによる不調、下痢、腹痛、お腹の張りなどの消化器系の症状にも効果を発揮します。
注意点
温溜は腕の重要なツボのため、適度な刺激を心がける必要があります。
特に、神経や血管が通っている部位なので、強すぎる刺激は避けましょう。
また、急性の症状に効果的なツボのため、症状に応じた適切な刺激を心がけることが重要です。
日常生活での活用法
温溜は様々な痛みや不調を感じた時に活用できるツボです。
反対の手の親指で、優しく押すようにマッサージすることで効果が期待できます。
特に歯痛を感じたときや肩腕の痛み、消化器の不調を感じたときに行うと効果的です。
現代医学からの評価
現代医学の研究においても、温溜への刺激が急性痛の緩和や消化器系の調整に効果があることが報告されています。
特に、整形外科領域の症状や歯痛に対する効果については、複数の研究で有効性が確認されています。
東洋医学の知恵が、現代の痛み治療にも活かされている重要なツボといえます。
日常の健康管理に温溜を取り入れることで、様々な急性症状の緩和を図ることができるでしょう。